Abstract
表面含浸材の港湾RC構造物への適用を目的に,タイプの異なる吸水防止材を小型RC供試体に塗布し,実海水を利用した海水シャワー散布と乾燥の乾湿繰り返しによる屋外暴露試験を実施した。その結果,いずれの吸水防止材も塗布なしのものに比べ補修効果は認められた。ただし,ひび割れの発生時期(塗布の前後)によってひび割れ中への塩化物イオンの浸透性は異なり,吸水防止材の種類によっての防水効果が異なる傾向を示した。また,鉄筋の防食効果も異なることが明らかとなった。以上のことから,吸水防止材を塗布することで構造物の延命化効果は得られるが,その効果は吸水防止材の種類によって異なることが予想された.
Translated title of the contribution | Effect of the repair of port RC structures due to using water-repellent agent [in Japanese] |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 631 |
Number of pages | 6 |
Journal | Proceedings of the Japan Concrete Institute |
Volume | 30 |
Issue number | 2 |
Publication status | Published - 2008 |
Externally published | Yes |